今週の火曜日はバレンタインだった。
店頭にはチョコの山。
手づくりコーナーも充実し、
かわいい女学生達がいろいろ買い込んでいる。
うふふ。うふふ。
女学生に紛れ込んで、私も手作り用のチョコを購入してみた。
おそらく彼女達は、憧れの先輩に気持ちを伝える為
気持ちのこもったハートのチョコを
ドキドキしながら作るのだろう。
かく言う私は、夫の度肝を抜かせる為
今までみたことのないような立体チョコを
ニヤニヤしながら作ることとなる。
「作るシリーズ」第四弾。
「メリーゴーランドケーキ」を作る の幕開けだ。
まず、
先日二人で行った遊園地のメリーゴーランドを思い出し、
頭の中にぼんやりと、こんなイメージを描いた。
そして、ぼんやりした状態から、
いきなり制作作業にとりかかった。
得意の、アバウトものづくりの始まりである。
土台はバウムクーヘンにしようと思っていたので、
それ以外のパーツをチョコで作る。
型紙はこんなかんじだ。
簡単に説明すると
左下の八角形が屋根本体。
本当は丸い形にしようと思ったが
装飾を付ける際、弧の湾曲が難易度を上げる原因となるので
八角形にした。
サイズは、バウムクーヘンと同じかちょっと小さいくらい。
(ちなみに今回のバウムクーヘンは直径15センチくらい)
その右側に並んでいるのが
メリーゴーランドの馬。
完成時には、反転した馬となるので
もし文字を描く場合は、
反転したものをプリントアウトする必要がある。
一番上に並んでいる、大きい丸4つと
その下に並んでいる、小さい丸8つは
屋根の装飾にあたる部分。
サイズは、屋根本体の八角形に合わせる。
八角形の一辺の長さと
大きい丸1つの直径と
小さい丸2つ分の直径を
同じにする必要があるのだ。
ええい。ややこしい説明で申し訳ないが、
つまり、下の図でいうと
それぞれの丸のピンク線が、八角形のピンク線に
ピッタリくるようになればよいのである。
次に、材料。
これもアバウトに用意したので、
実際使わなかったりしたものもある。
実際使ったものは
■材料
・バウムクーヘン1つ(土台用)
・板チョコ(ホワイトと茶色)
・赤・青・黄の食紅(チョコの着色用)
・カラフルなチョコスプレー(装飾用)
・粉砂糖+卵白+レモン汁(アイシング用)
・ポッキー(柱用)
・湯(湯せん用)
■道具
・型紙
・クッキングシート
・カップ4つ
・器
・計量スプーンについてくるすりきり
・つまようじ数本
では、まずチョコを湯せんにかけて溶かす。
馬が描かれた型紙の上にクッキングシートをひいて
ずれないようにテープでとめる。
つまようじにチョコを付けて、馬をなぞって描いていく。
チョコを扱いやすくする為に 暖房をきって作業していたのだが、
湯せん用のお湯がすぐ冷めてしまい、思ったよりも神経を使う。
どうしよう。
1頭描き上げた時点で、早くもめげそうだ。
寒いせいか、ようじの先に付いたチョコもすぐ固まる。
その都度ティッシュで拭き取ったり、湯せんのお湯を入れ替えたり。
格闘しながらどうにか6頭が完成した。
ひとまず、馬は冷やし固める為 放置。
ちなみにこの「馬は冷やし固める為 放置」が今後何回も登場することになる。
なので、以後この行程を「馬冷固」と記すことに決めた。
その間に屋根の装飾を作る。
ホワイトチョコに赤い食紅をまぜて湯せんで溶かす。
それで大きい丸1つと小さい丸2つを描く。
同様に黄色もつくる。
そうこうしているうちに馬冷固が完了したので
ホワイトチョコで塗る。
6頭全部。
そして馬冷固。
その間に屋根の装飾の残り2食分を描く。
青とホワイト。
そうこうしているうちに馬冷固が完了したので
2頭ずつ、赤、緑、黄色のチョコで
たてがみなどを塗る。
そして馬冷固。
その間に、お昼ご飯を食べた。
食べ終わった頃、馬冷固が完了していた。
クッキングシートからはずしたいところだが
あまりに薄いので割れる可能性がある。
強度を出すため、はみ出さないようにチョコを重ねる。
こんなかんじで慎重にやってるそばから湯せんが冷めてゆく。
一工程につき何度お湯を温めなおした事か。
なにはともあれ6頭できた。
そして馬冷固。
その間に固まった屋根の装飾を半分にカットする。
すりきりを湯につけて温めてから
カット!
カット!!
ちなみに、丸を一列に並べて中央線をひいておいたのは
この行程を想定していたからだ。
いっぺんに切る事が出来て爽快である。
丸と丸の間に間隔をあけて、
線が見えるようにしておいたのも大事なポイントだ。
丸の中にだけ線をひいていたら
チョコで隠れてしまってどこが真ん中かわからなくなるので
お気をつけ遊ばせ。
そうこうしているうちに馬冷固が完了した。
照明の関係で全体がオレンジっぽいが
実際はこれくらい緑・黄色・ピンクに差がある。
白馬にするつもりが、なんと裏から補強したチョコが透けてしまった。
ホワイトチョコで補強すればよかったー!と悔やむ。
馬の口元にチョコをつけて
その上に星形の装飾をつける
さらに、カラフルチョコで飾る。
ピンセットでひとつひとつ、気が遠くなる作業だ。
各色 同じように作っていって
全部の馬に飾りがついた。
実際はこんな色だ。
続いて、柱になる部分。
しましまのポッキーを探していたら、こんなオシャレなポッキーを発見。
これを使う事にした。
馬の裏面にチョコを垂らし、ポッキーを置く。
さらに、チョコを垂らして固定する。
位置をそれぞれずらすと馬に動きがでて良いかと思う。
そして馬冷固。
続いて、屋根作り。
八角形が描かれた型紙の上にクッキングシートをひいて
八角形の内側にチョコを塗っていき、
線の上に大きい丸を半分にしたものを置く。
これは、薄っぺらくて倒れるので
しばらくピンセットで押さえて固定させた。
同様に各色貼付ける。
本当は八角形の内側すべてチョコを敷き詰めたかったのだが
かなりの量が必要でもったいないとうことと、
この頃には(味見のしすぎで)若干チョコにウンザリしてきていた為
真ん中は塗らない事にした。
そうこうしているうちに馬冷固が完了した。
なんとかわいいことよ…!
いよいよ土台作りだ。
粉砂糖、卵白、レモン汁をまぜてアイシングをつくり
たらりと上面にかける。
あまったカラフルチョコをパラパラと散らす。
こんなかんじに。
ここに、かねてからの馬を差し込み、
屋根をかぶせる。
当初のイメージでは、屋根は上下逆なのだが
もう、これでいい。
小さい半円を上につけて
ジャーン、完成!
ピンクの馬と
黄色の馬と
緑の馬
こうして完成したものを眺めると
感無量である。
制作時間は、おどろくなかれ
なんと、(休憩込みで)8時間である。
精も根も尽き果てた。
ただただ夫を驚かせたいという一心で、
全神経を集中させた8時間。
人間の原動力は底知れない。
私は何度 湯せんと馬冷固を繰り返したのだろう。
ひとつ、親ばかなことを言わせて欲しい。
写真で見てもかわいいけど、実物の方が何倍もかわいいです!!
ちなみに夫は期待通りの反応で驚いてくれた。
他の「作るシリーズ」はこちら
■「毒きのこの山」を作る
■「ゼリーぬりえ」を作る 1
■「ゼリーぬりえ」を作る 2
■「ニシンとカボチャの包み焼き」を作る